デフォルトを控える方法はない

Jargal Defacto
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THERE IS NO REFRAINING FROM DEFAULT

全世界は、モンゴル政府が内外の負債に巻き込まれ、どこにも動けなくなったことを見ている。政府はやっと開発銀行の5億8千万米ドルのローンの貸主と交渉し、より高い金利の「ホラルダイ」債に切り替えたということで破綻の最初段階から抜けた。

このような回避にはIMFとモンゴル政府の間行われた特別なプログラムの事前合意が重要な役割を果たした。しかし、臨時国会では、今月中にそのプログラムを認め、IMFの取締役までへ行かす計画を変更してしまった。

自由民党の執行委員会が、これについて4月の通常議会中に、国家予算改正案とともに論じるという政治的な決定を下した。この決定の主な理由は、IMFの増税や支出削減などの条件が3ヶ月後に行われる大統領選挙の前に、自由民党に対する投票者の考課を減らすと彼らが予測したことと関連する。

また、「ホラルダイ」債を発行した後、需要が期待より5倍程高かったので一部の政治家の頭がグルグル回って、IMFとの合意を中止するという話も出てきた。これは何につながるでしょう。いったい我々がどのようにしてこの債務のチェインから解放出来るの。

デファクト倒産

経済を政治的な手段によって修復出来ると信じたMPPの無謀な議員達が、IMFの拡張基金施設

プログラムを拒否する可能性が高くなってきた。彼らが今後の大統領選挙が近づいていると鉱業の景気回復に伴う商品価格の増加や中国との通貨スワップ協定の延長などのことを考えながら一安心したようだ。また、政府が新国債を発行しても外部市場からの需要が高いと感じている。

政府がIMFとのEFFプログラムの事前合意に達していなかった場合、「ホラルダイ」債を発行することさえ不可能だったであろう。外国人投資家はモンゴル政府がIMFの支援プログラムに参加することによって5.5億米ドルの投資を集め、財政と経済状況を改善できると信じたからこそ、今回の6億米ドルの国債が急速に売り切れたはずだ。

「ホラルダイ」債の引受事業者になったJ.P. モルガンやクレデイ・スイスなどの銀行が「モンゴルは問題なく返済できる」と保証したため、今回の国債に33億米ドルの注文を受け入れた。

もし議会がEFFプログラムへの参加を拒否すれば、モンゴルの国債的な評判が完全に落ち、政府が再び国際市場から資金調達することは不可能になる。従って来年の1月、5億米ドルの「チンギス」債の満期のときモンゴルがデファクト倒産を宣伝するしか選択肢がなくなる。

そして、誤報を報告し、投資家を欺瞞したモンゴル政府を二大銀行とともに訴えることに間違えない。

不履行を宣言すればどのような悪影響を齎すかについて国民が認識する必要がある。これは何十年間に渡って我々の発展を鈍化させる恐れがある。第一に、その国は評判を完全に失い、信頼性がなくなる。また海外にある財産や資金に触るリスクがあり、一先ず国有飛行機に封印をさせる。第二に、その国は国際金融市場から完全に隔離される。なぜなら、ソブリン格付けが底まで落ちた国の政府にはもちろん、その国の民間企業に対する信頼性もなくなり、海外から融資を行うことが出来なくなる。

モンゴルへの外国投資の流れが止まると、モンゴル・トグリクの価値が下がる。預金者はトグリクが無価値になる前に銀行から貯金を引き出し始める。そうすると、政府が銀行の営業時間を制限付け、商業銀行から一日に引き出せる現金の量を制限する。人々が現金を商品に交換するために、お互いに競争し始めると、市場に商品や資材が不足し、価格上昇とインフレの上昇を招く。まもなく、政府が貨幣を印刷するしか選択肢がなくなる。例えば、ジンバブエは1000億ジンバブエドルの紙幣を印刷するまでに大量に紙幣を印刷した。我々が紙幣を財布の中ではなくて、台車に積んで運び、それ程のお金でパン1個も買えなくなる。そして、金融循環の改善し、新たなサイクルが始まる。そのうち、贈賄者がオフショア口座に自分の資金を振り込み、海外へ脱出しようとする。一方、貧しい人々が何らかの独裁者を拝み、外国の支援に頼って残りの人生を過ごす。

どのようにして債務の連鎖より解放するのか?

モンゴルの政党が長年にわたってどこにもない財を担保にして借用し、国民に現金を渡すことによって票を手に入れ続けた。

鉱業収入が増加することに連れて、より多くのローンを組み重ね、政府が腐敗に巻き込まれたため、鉱物資源も受け取ったローンも権力を持っている少数人をもっと裕福にしてきた。借金を返済するとき国民が責任を負い、ローンを手に入れた政治家達がどこにも見つけられないようだ。若しくは、借金を別の借金で返済することによって我が国を低なしの沼に沈ませてしまうようだ。

巨額の債務チェインから解放するために、腐敗を止め、経済を自由化させるしか選択肢がない。モンゴルは穴が付いたボウルのようになってきている。穴がついたボウルにいくら水を注いでも満杯にならないように、モンゴルの経済がいくら海外から資金調達しても復活できなくなった。そういうわけで、一先ず腐敗という穴を埋める必要がある。政府機関に深く浸透した腐敗が政党から開始した。国民が選出した政府をあらゆる段階で上手く監視できない民主主義の国では、公共ガバナンスが腐敗に巻き込まれ、その国が崩壊する恐れがある。

腐敗を止める3つの段階があるということを他の国の経験から見られる。まず第一には、汚職の「虎達」を逮捕し、法律の下で責任を負わせ、持っている財産を奪取する。従って、公共に被害を与えた部分を返済させなければならない。そうすると「虫」が怖がり、政府職員が賄賂や腐敗より出来るだけ避けるようにし始める。結局、国民にポジティブな信号を配る。その後、腐敗を防止する,高い能力の機関を設立する。そのような機関は、たとえ政府職員が賄賂を受け取りたいとしても不可能にする。第3段階では、各政府職員が賄賂について考えることもできず、賄賂を受け取る必要性を無くす。我が国の南隣国が既に第2段階に進んでいるのに、モンゴル政府が腐敗との戦いを開始することさえ出来ず、空約束ばっかりしつつある。国民がそれに挫折し、様々な方法で不満を表現し始めた。

腐敗と戦う同時に、経済を市場原理に完全に移行させる必要性もある。可能性の全ての価格を解放し、購買力の低い集団に社会保障を提供する必要がある。また、国有企業を民営化し、公共ガバナンスの支出を削減し、政府の有効性を高める必要もある。上述の作業を行う際には、最新の技術を創造的に導入する必要がある。

モンゴルは、腐敗を止め、経済の競争力を高める限り、借金を完全に返済できる。問題は、それをできるのか。

親愛なる議員達に伝えたいことがある。あなたたちがIMFのEFFを拒絶することができるかもしれませんが、迫り来るデフォルトを控えることが出来ないよ。

翻訳者:バットサイハン オルギル

Translated by: Orgil Batsaikhan

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