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T.チョローン (Chuluun Togtokh)

モンゴル国立大学 持続可能な開発研究所所長


October 18th, 2017


Д.Жаргалсайхан
@jargaldefacto


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30 min


J(ジャルガルサイハン):あなたの記事「Time to stop celebrating the polluters/汚染者を称えることを止める時が来た」が2011年にNature誌に掲載されました。あなたはこの記事で人間開発指数を持続可能な開発指数と関連づけることを提唱し、賞賛を受けました。これについて具体的に話して下さい。

チョローン:「汚染者を称えることを止める時が来た」という記事が掲載されました。20年前から国連は世界各国を人間開発指数でランク付けしてきました。これは、経済成長が教育や健康についてどのくらい影響を及ぼしているかを計る指数です。言い換えれば、その国の経済、社会、保険の指数です。私はこれに自然環境という要素を加えた、持続可能な開発指数を提唱しました。

一人当たりの温室効果ガス排出量が少なければ少ないほど、その国の人間開発指数は良いとされます。「自然環境」という指標を加えて人間開発指数を計ったところ、首位となっていたアメリカ、オーストラリアなどの国のランクは下がっています。

J温室効果ガスとは何か。読者に分かりやすく簡単に説明して下さい。

チョローン:石炭、石油、天然ガスなどを利用すると炭素(C)が酸素(O)と結合し、一酸化炭素(CO)或いは二酸化炭素(CO2)が排出されます。これを温室効果ガスといいます。目に見えるものでは煙突から出る煙です。大気中の温室効果ガスの濃度が増すと、地球温暖化に大きな影響を及ぼします。温室効果ガスを人間が大量に排出するようになって地球温暖化が進み、高山脈や南極大陸の氷や雪が融け海面が上昇します。モンゴルではより乾燥が進み、水源が減少するなどの悪影響を受けます。

Jこの温室効果ガスの問題については最初にアメリカが注目し、世界に発表しました。しかし温室効果は一時的なものであり、改善されるという情報を流しました。これには科学的な根拠がありますか?

チョローン:科学的な根拠は全くありません。大気中の二酸化炭素濃度は、産業革命以前は180〜280ppmでしたが、現在は400ppmまで増加しています。私たちは過去80万年なかった環境で生活していることが科学的に立証されています。

J:モンゴルのグリーン開発政策とは何ですか?

チョローン:モンゴルに適した持続可能な開発目標は、どうあるべきかを定めた政策です。先進国は過去、自然環境を顧みない開発をし、その過ちに気づき自然環境の復元に力を注いでいます。例えば、韓国では発展の途上で森林を破壊しましたが、今は再生を図っています。中国では自然環境の復元に膨大な資金を投入しています。モンゴルの持続可能な開発政策の目的は、先進諸国の事例から学び、時間を短縮して発展できる可能性を探ることにあります。モンゴルは関係する省庁と協力し、可能と思われる目標を定め、独自の持続可能な開発目標を持とうとしています。

J鉱業は私たちにとって生活の糧となるものです。しかし自然に対して無責任な開発をすることが多々あります。鉱物資源を採掘した後、自然環境を再生させる活動をしている企業もあれば、そのままほったらかしにする企業もあります。砂漠化の拡大は、私たちが行った自然破壊によるもので、まずそれを食い止めるべきではありませんか?

チョローン:私たちがこのまま自然破壊を進めてしまうと、再生できなくなる可能性があります。そのため私たちには対策が必要です。

Jグリーン開発政策の焦点は何ですか?私たちはどのように進めていくべきですか?

チョローン:まず人があり自然があります。そして再生不可能な化石燃料、再生可能エネルギーの順で見ていきます。その中で私たちは鉱山に焦点を当てています。このグリーン開発政策では、国内総生産の2%を知的財産となる科学技術及びイノベーションに投資します。エコシステムを確立し、自然環境の復元を行います。再生可能エネルギーの割合を2020年までに20%、2030年に30%に上げていく目標を主としています。

Jモンゴルのように一人当たりの電力消費量が少ない国では、再生可能エネルギーの規模を拡大させるという目標は過大ではありませんか?

チョローン:エネルギー省の目標にもありますが、大き過ぎる目標だとは思いません。これはモンゴルの発展についての問題です。発展にはエネルギーが必要不可欠です。ですから私たちはエネルギー問題を優先的に考えなくてはなりません。

2017年10月18日

インタビュー全部を

http://jargaldefacto.com/article/t-chuluun-chuluun-togtokhリンクにてご覧いただけます。

日本語版制作:Mongol Izumi Garden LLC   http//translate.mig.asia



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